クリパルヨガ教師トレーニング(YTT)

Yoga of Life
クリパルヨガ関連ニュース

Toshiのつぶやき

Toshiのつぶやき

「クリパル・エクスプレス」Vol. 13(2008. 2. 19発行)より

ボクは幼少時から喘息を患っていたこともあり、高校生の頃から公害の原因となる車社会や物質文明、そして、生命よりも経済を優先するあり方に少なからず疑問を抱いていた。70年代後半に米国に渡った時は、ニューエイジが全盛期だった。スピリチュアルなものや自然環境などを尊重した生き方を提唱するというムーブメントで、日常のライフスタイルそのものを変えて行くことで、周囲の社会環境をも変わりえるという考え方に、ボクは将来の可能性を垣間みたように思った。

そのための具体的でオールタナティブな方法として、ヨガや瞑想、ベジタリアン、自然農法、ホーリスティック医療などが注目されていた。すでにヨガを始めていたボクは、心と体の繋がりに興味を深め、フロリダでオイルマッサージを習い始めた。驚いたことに、そこで出会ったアメリカ人たちは、日本人であるボクに、「マクロビオティックの久司道夫を知ってるか?」「自然農法の福岡正信を知ってるか?」と質問して来たのだ。
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「クリパル・エクスプレス」Vol.9(2007. 11. 2発行)より

今年で4年目になるヨガフェスタで、「セルフプラクティス&クラスデ ザイン」というクラスを担当した。自分に合ったヨガの練習をどう続け るか?それをどう生活に活かすか?ヨガ指導する際のクラス作りや方法
はどうしたらいいか等を取り上げる新しい試みだった。座学とは言え、参加者からたくさんの質問が飛び交い、熱意がひしひしと伝わる貴重な時間だった。

この数年のヨガブームで、あらゆる流派のヨガが様々なスタジオで受けられるようになり、それに関するメディア情報も豊かなこの時代にヨガに出会う人たちは、比較的恵まれた環境にいると思う。当然のことながら全国的にヨガのインストラクターが急増している。それに伴い、セルフ・プラクティスはおろか、何をどのように指導したらいいのか戸惑っているヨガ教師が増えているのは自然の成り行きだろう。
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「クリパル・エクスプレス」Vol. 7(2007. 09. 12発行)より

フィンランド、オウルでエアギター世界選手権が開かれた。エアギターとは、音楽に合わせ、ギターの弾きまねをするパフォーマンスのこと。そこに参加したお笑いコンビ「ダイノジ」の大地洋輔さん(35)が2連覇を果たした。ちらっとニュースで映ったパフォーマンスがやたらと面白い。もっと見たい!と思ってYou Tubeで動画を探したらあった。

どこが世界選手権に2連覇するほどなのか、他のパフォーマーたちと比べて見た。視線から表情まで体全身で表現をする。同じことを何度も繰り返さない。完全にギタリストになりきる。徹底的にのめり込む。まるで自分が神かヒーローかのように振る舞う。思い当たる点はいくつかある。だけど、最終的には、人を楽しませる滑稽さにあるのではないかと思った。その点、さすがコメディアンだけあってユーモアのセンスは抜群だ。

何かに没頭するのは大切なことだが、はまり過ぎて抜けられなくなることもある。はまり過ぎるとただの怪しい人になってしまう。ユーモアのセンスを持っている人は、どこか冷静な視点も兼ね備えているので、人を安心させる。

大地さんは自分のブログで「何が何だかわかりませんがやりました」と報告。この無我夢中の状態がいい。自分はヨガ教師でもなく、ヨギでもなく、ただのToshiになりきれたらと思う。それもできるだけユーモアのセンスを忘れずに。さもないと、ただの怪しいおじさんになりそうだから。

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「クリパル・エクスプレス」Vol. 5(2007. 08. 08発行)より

米国クリパル・センターを最初に訪れてから25年以上が経つ。その後、クリパルヨガをもっとたくさんの人に知って欲しいと思うようになり、日本でのYTT(Yoga Teacher Training)の開催を求めて何度も交渉して来たが、初めはほとんど相手にもされなかった。まず、日本でクリパルヨガを求める人が増えなくては何の説得力もない。

数年前に東京にヨガスタジオをオープンした時、本部からアフィリエート・スタジオとして認定してもらい、そこからようやく道は開けてきた。ここに通ってくれた多くの人たちの熱意に励まされ、ようやく、先日、YTTの開催日程が決定した。山積みの準備を控えながらも、こんなに嬉しいことはない。

伝統的ヨガを学んだり、それを受け継ぐ師弟関係の機会がない日本で、「どうヨガで自己探求するのか?」「どうヨガを生き方に活かすのか?」「日本人にとって必要なヨガとは?」また、「ヨガの学びをどう伝えたらいいのか?」ということが、自分のヨガに対するテーマだった。結局、それらの答えは自分の内にあったのだが、クリパルを学ぶ中で数えきれない程のヒントを得ることができた。このYTTの開催を機会に多くの人にそのエッセンスを体験してもらえたらと思う。

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「クリパル・エクスプレス」Vol. 4 (2007. 07. 18発行)より

クリパルヨガの集中コースで、「尊敬する人は?」という質問を受けた時、さほど迷う事なく「父です」と答えていた。若い頃は、自分とあまりに違う父の考え方に嫌気がして、反発するような言動をすることもあった。その頃の親子関係は今でも大して変わらないのに、尊敬の対象が変わったり、尊敬することの意味が変わったりするのだと思う。

かつての自分にとって、尊敬に値する人間は、歴史上の賢人だったり本やテレビ、映画に出てくるような誰もが認める人格者だった。その後、実際に会ったことのある、「自分もこうなりたい」と思えるヨガのグルや師匠が尊敬する対象になっていた。生きていく上で自分のモデルとなってくれた人たちだ。

ところが、最近では、あれほど反感を抱いていた父親を尊敬する人と言い始めている。立派なことを実践したり語るわけでもなく、当たり前のように悩み苦しみながら年老いていく父親を見ていると、どこか心を動かされる。人間の本質は誰でも同じだ。たとえ価値観が違っていても、その本質に共感することはできる。共感し愛おしく思うことは、人を尊び、敬うことと共通したものがあるような気がする。

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「クリパル・エクスプレス」Vol. 3 (2007. 07. 02発行)より

何を残して何を捨てるか、その選択が自分にあるならまだいいが、自分にも選択できないときがある。

銀座MUKU STUDIOは、3面が窓に囲まれ天窓まで付いてとても明るく、しかも、無垢材でフローリングした奇麗なスタジオだ。 1年半たった今も木の香で満ちた部屋に入るとほっとする。

しかし、ここを立退くにあたって原状回復をしなくてはならない。床を外してタイルカーペットに戻し、更衣室を撤去し、東側の3つの窓をシートで塞がなければならない。それらに掛かる費用はなんと150万。

フローリングにすることで、物件価値を高めたはずだと思うのだが。その価値が認められずに、やすやすと取り払われ沢山のゴミを出していくことは無駄としか言いようがない。もちろん、退去すると決めたのはこちらの選択なのだが、賃貸契約にある原状回復という約束事には、もう少し柔軟性が欲しい。

先日、この物件の内見に来た会社役員の2人の男性が、目を丸くして、「奇麗な部屋だ」、「もったいない」を連呼していた。この人たちがこのままで借りたいと申し出てくれることを、ただ祈るばかりだ。

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「クリパル・エクスプレス」Vol. 2 (2007. 06. 22発行)より

自分は、過去30年間に20回以上も引越している。もともと、捨ててあった物を拾って使ったり、手にした物はなかなか捨てない性分なので、引越の度に物が増えてきた。さすがに住宅環境の狭い東京に来た2年前は、半分以上のものを捨てたが、心の苦しむ思いだった。

戦後、父が自分の店を初めて構えたときに中古で買ったという木製机、自分の子供部屋の棚板で組み立てた受付カウンター、そして、昔、住んでいた借家が取り壊される際に、外して残しておいた欄間など、クリパル・ヨ
ガスタジオでもちょっとした雰囲気作りに貢献してくれた。

エコと言えば聞こえがいいが、今あるものを大切にしているのか、それともたんに物を手放せない執着なのか?いずれにしても、今月末でMUKU STUDIOとクリパル・ヨガスタジオが新しい場所に移転する。何を残して、何を捨てるか?心の揺れ動く毎日だ。

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「クリパル・エクスプレス」Vol. 1(2007. 06. 11発行)より

田舎暮らしをしていた頃、いつもと同じように犬を連れて散歩をしていた。冬の朝日も、空の青さも、河を流れる水の音も、空気の冷たさも、いつもと何も変わらないのに、その日の朝を今でもはっきりと覚えている。ただ一つだけ、いつもと違っていたのは、その日が1年の始まり、元旦だったということ。(つまんないオチです…)

ちょっとした意識の持ち方が、ほんの僅かの出来事をいつまでも忘れられないものにしてくれることがある。その意識の持ち方で、同じこの一日にささやかな喜びを見つけ忘れられないほど味わっている人もいれば、ちっぽけな苦しみを必要以上に抱え込んでしまう人もいる。

毎朝、「どんな一日になるだろう」そう思って大きく深呼吸をする。その瞬間、自分は生きていることの感覚を取り戻すことができる。今日もクリパルヨガのスタートは「ハ〜!!」のため息から。
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