クリパルヨガ教師トレーニング(YTT)

Yoga of Life
クリパルヨガ関連ニュース

Toshiのつぶやき

Toshiのつぶやき

「クリパル・エクスプレス」Vol. 46(2010.2.27発行)より

2006年に公開されたピクサーのゴールデングローブ賞最優秀アニメーション受賞映画『カーズ』(Cars)が、最近、我家全員を虜にしている。

主人公は、ピストン・カップを争うシーズンの最終レースで、初の新人チャンピオンを狙うライトニング・マックィーン。自信過剰で身勝手な行動が周囲から反感を買い友人や仲間がいない。カリフォルニアへ移動中にルート66沿いの田舎町に迷い込み、心優しい住人達と触れ合う中で、スピードやかっこ良さだけでなく、人を思いやり力を合わせて生きていくことの大切さなどに気づいていくというもの。

その中のワンシーンで、こんなことが語られている。

「かつて道路は自然の景観に沿って作られていた。しかし、今は、たった10分短縮するために山や渓谷が削られた、、、まっすぐに走るハイウェーに車は流れ、昔の街道沿いの町並みは見捨てられてしまった。今は、楽しみに行く為にドライブしている。昔は楽しみながらドライブしていた、、、」続きを読む

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「クリパル・エクスプレス」Vol. 43(2009.12.16発行)より

今年ももう2週間足らず。何も師走に限ったことではないが、歳を重ねるごとに年月の流れが早く感じる。このペースで過ぎて行くのかと、残りの人生に目を向けると、時間がとても大切に感じられる。この感覚がつきまとい、日頃から自分を急かすかのように「人生は短い」とつぶやいていた。

それが、先日、1歳8ヶ月になる自分の子供と遊んでいたら、何だか突然に、その感覚が違ってきた。これからこの子が歩んでいくだろう限りない程に多くの体験を想像していたら、思わず「人生って長いなー」とつぶやいていた。

でも、本人はそんな時間の長さを知るわけもなく、よちよち歩きで得意そうにボール投げを始めたかと思ったら、小さな蜘蛛が動くのを見て急に怖がって立ちすくむ。大声で泣いたかと思ったら、次の瞬間には屈託ない笑いが響く。何てピュアーなんだろう。

人生を短く感じようが長く感じようが、現実に起きているのはこの瞬間だけ。分かっているのに、過去や未来を確かめることばかりで、この瞬間の体験から離れてしまう用心深い自分。子供は神に一番近いと誰かが言っていた。せめて、この子と共に時間を過ごすことで、自分の中の神にもう少し近づきたいと思う。

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クリパル・エクスプレス」Vol. 39(2009.10.21発行)より

当然かもしれないが、マッサージなどのボディワークを受けるのが大好きだ。体調がよくなるばかりか、自分の体に意識を向けることが、ヨガや瞑想をしている時とよく似ているからだ。

ヨガのように1人で自分の体を動かす時には、どうしても、自分の意図的な動作が必要になる。やりたければどんどんやればいいし、やりたくなければいつでも止められる。コントロールが利き自由でもある。それだけに下手をすれば自分の欲に翻弄される。

一方、人に施してもらう場合は、その意図的な作業が不要になり、受け身になって観ているだけでいい。ただし、施術者からの刺激に対してある程度の注文はつけられるものの、基本的には無防備となり、そこで起きることに対しては、かなりの部分「受け入れざるを得ない状況」におかれる。

刺激を受け、息が詰まりそうな圧迫感や痛みを感じると、思わず体が固くなる。「もうダメだ」と降参して息を吐くと、それなりに体の力が抜け「あれ、大丈夫だった」と思うことの連続だ。そもそも、「体を固くしていたのは、自分の抵抗だった」ことや、「降参するほどまで闘って何してる?」という滑稽な自分にも気づく。
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「クリパル・エクスプレス」Vol. 37(2009.9.15発行)より

スタジオに行く日を利用して、休憩時間にマッサージを受けにいくことがある。場所は、清潔で静かであるに越したことないが、洒落てなくシンプルでいい。大切なのは、安心してリラックスできる環境であること。迎えてくれる受付は、不自然に明るく振る舞う必要もなく、予約時間を間違わずに気持ちよく迎え入れてくれたらそれでいい。

クラスの合間のちょっとした心身の休息とリフレッシュが欲しいのだから、ふつうのマッサージで十分だ。ただ、状況によってはこのささやかな望みがかなえられないことがある。

マッサージ中に次から次へと話しかけられると休息にならない。「ここはどうですか」「痛かったら遠慮なく言ってください」「今度はこちらをほぐしますね、、、失礼します」「どうですか」「強すぎないですか」「きつくないですか」延々と続く質問攻めで、その度に沈黙が破られ、自分の心が体に集中できない。
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アメリカのクリパルセンターでは、クラスが終わると、教師と生徒ばかりでなく、生徒同士も互いにアイ・コンタクトをしながら、「ジャイ・バグワン」と挨拶する。ジャイ・バグワンとは、「あなたの内に宿る神性なるものに敬意を表します。」という意味だ。

時には照れくさかったり、わざとらしく感じることがあっても、やさしい笑顔でアイ・コンタクトをされると、そんな否定的で強張っていた自分の心が和らいでくる。
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「クリパル・エクスプレス」Vol. 29(2009.5.15発行)より

クリパルヨガのDVD

日本で初めてのクリパルヨガのDVDを作ろう!そう思って始めたプロジェクトは、自分たちでペースでやりたいようにできるが、それだけに人任せにできず大変なことになってきた。誰のために、どんな内容で作るかという、こちらの意図を常に確認しなければならない。

クリパルヨガというと、巷では敷居が高いとか、難しいと思われているらしく、そのメッセージをきちんとした言葉で伝えるために、コピーライターにも今回の制作に関わってもらっている。

彼は、大学で宗教学を専攻したというヨガにもちょっと興味のある男性。クリパルヨガについてひと通り説明した後、「とてもフレンドリーなヨガなんですね。」と嬉しいコメント。さらに「むしろ敷居が低いと言うか・・・」という予想を覆した言葉に唖然とした。

他にも、日常の生き方に応用できる。自分でもできそうだと思える。分かり易いのにどこか知的。流行りものではなく地に足がついている、等々。嬉しい反応だった。

クリパルヨガをしている人はもちろん、地方でする実践する機会が少ない人、これからヨガを始めたい人、また、今までと違うアプローチのヨガを求めている人などが、この新しい感覚のクリパルヨガに出会うきっかけになればこんな嬉しいことはない。

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「クリパル・エクスプレス」Vol. 26( 2009.4.1発行)より

先日、長男の1歳検診に出かけた。担当の男性相談員が、息子の気を引こうとしても玩具に夢中になってまったく注意を向けない。「男の子だね、、、男は自分の都合のいい事には答えるが、そうでないと人の話は聞かないよね」と笑っていた。

何だか自分のことを指摘されたようで納得。男女の違いと言えば少し前に流行った「話を聞かない男、地図が読めない女」や「男は火星から、女は金星からやってきた」といった本を思い出す。

男はひたすら自分の世界に入り込み(瞑想に耽る)、いざという時の戦に備える(アーサナを極める)。女は危険となれば身を潜め、危険が去れば蓄積した不安を仲間と発散(ワイワイおしゃべり)、そして、情報交換することで生き延びようとする(シェアリング)。

男は自分の居場所が分からないと不安で、位置関係を示す枠組み(地図)を持ち、どこから来てどこへ向かおうとしているか常に頭で把握したがる。基本的に自分以外を信じないから人の話は聞かない。
女は、基本的に何が起きてもへっちゃら。道に迷えば人に聞けばいいと思っている。「今、ここにいる」ことは得意で、理屈ではなく感覚的にその場を楽しんでしまう。女性は、基本的に常に神(自然)と共にいる。「くよくよしても仕様がないじゃん」と大きく地母神のように構えた図太さがある。男の自分にはかなわない。
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「クリパル・エクスプレス」Vol. 22(2009. 1. 16発行)より

正月に夫婦で新年の抱負を語り合った。自分の抱負は3つ。
過去のやり残しを整理すること。
自然の流れを大切にした生活リズムに戻すこと。
そこから確かなビジョンを持って日々の課題をこなすこと。

言ってしまえば、あたり前のこと。しかし、そのあたり前のことを「自分のこと」としてきちんと捕らえられる1年にしたいと思う。

昨年は、25年振りに一児の父となった。最初の子供が生まれた時は自分がまだ若く、父親になること自体に実感がなかった。頭で考える親としての「あるべき姿」を求め、子育てにも「こうあるべき」が優先されていたと思う。25年後の2人目の育児も奮闘であることには変わりないが、根本的に大きな戸惑いや焦りがない。子供が育っていく過程と共に父親でいることの意味をそれなりに体験してきたからだろう。余裕のある分、明らかに楽しみも増している。
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「クリパル・エクスプレス」Vol. 19(2008. 8. 19発行)より

プレーバックシアターという語り手(テラー)のストーリーを聞いて、その場で数人の素人のアクターが打ち合わせもなく即興で再現するものがある。たんなるストーリーの展開ではなくテラーの心情を表現する素人の自然なアクティングによって、テラーや観客、そして、アクターまでもが不思議な共有空間に包まれていく。

自分のストーリーを第3者がアクティングするのを見ながら、客観的に自分自身を振り返ったり見つめ直したりするセラピー的な要素が、テラーはもちろんのことアクターや観客の中にも深い共感として生まれてくる。過去に起きた事実を変えることはできない。傷ついたという過去を否定もできない。だけど、過去を引きづって生きている今の心を癒すことはできると思う。その方法は、今一度、過去の自分を生きてみること。しかも、中途半端にではなく、心と体と魂のすべてにおいて、トータルに自分の過去を「プレイバック」すること。苦しみの心を生み出したのは、確かに過去の体験からであっても、それを今だに抱えているのは『現在』の自分であり、それを解放してあげられるのも『現在』の自分でしかないのだと思う。
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「クリパル・エクスプレス」Vol. 17(2008. 7. 24発行)より

6月末よりアメリカのクリパルセンターでYTT(ヨガ教師養成コース)のアシストをしている。自分は、ちょうど今から30年前の7月にコロラド州で瞑想とヨガを始めていた。ちょうどクリパルヨガの創始者であるアムレット・デサイの師匠であったスワミ・クリパルもアメリカに滞在していた時期だ。その後、たまたま東海岸に移りスワミ・クリパルに出会うが、今思えばそれが自分にとっての大きな転換期となっていた。今回のセンター訪問は、日本で開催するYTTに向けた研修を兼ねた滞在だが、これも今後10〜20年という長期的な見方をすれば大きな転機になるのだろうと思う。

先日、プログラム・ディレクターに、「他のディレクターと同じになる必要はない。Toshiは自分自身のままでやってごらん」と言われた。結局、ヨガは、生徒にとっても教師にとっても、本来の自分自身に戻ること。いつも同じことを生徒に伝えていたが、こうして改めて同じ言葉を自分が受け止めてみると、1人の人間を個として尊重するクリパルのスピリットに感謝の気持ちでいっぱいになる。

帰国後すぐに2回目のYTTが待っている。今回は、Yoga of Lifeのスタッフのサポートを受け、JoshodaとBrahmaniの2人のベテラン教師と一緒に自分もディレクターを務める。内なる自己を信じてそのままの自分でいること。難しいことでも、それをチャレンジとして新しい自分のエッジを探っていきたい。
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