クリパルヨガ教師トレーニング(YTT)

Yoga of Life
クリパルヨガ関連ニュース

よくわかる!ちょこっとヨガ講座

よくわかる!ちょこっとヨガ講座

「クリパル・エクスプレス」Vol. 27(2009.4.15発行)より

ヨガというと、ポーズの次に呼吸をイメージする人が多いと思います。確かに、ヨガの練習で呼吸はとても重要とされていますが、多くの場合、息の流れを変えたり、止めたりすることが強調されます。力強いカパーラバーティや左右のエネルギーを操作する手法は、やり方さえわかれば、ほとんど誰にでもできるものですし、それによって、心の集中力が高まり静かになります。やっていて面白く、さらに効果抜群。文句なしです。このような呼吸に対するコントロールは、何をしたらいいのか「すること」を与えてくれるという意味で、魅力的だと思います。

しかし、実際のヨガの練習ではポーズをしている最中の呼吸が「上手くできない」「どうしていいのか分からない」というコメントをよく聞きます。慣れない体の動きをするのですから、呼吸が苦しかったりするのはあたりまえのことです。「正しい呼吸」をしようとするあまりにかえって力が入ってしまうこともあるでしょう。
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「クリパル・エクスプレス」Vol. 23(2009. 1. 30発行)より

=動きの起点となるプレスポイント=

クリパルヨガのプレスポイントは、ポーズを取る時に、その基礎作りとなるポイントを構造的に明確に示したところです。各プレスポイントの方向に意識を向けて行くことで、肉体をその方向に導いていくことができます。それは、力の源である骨盤からのその力を背骨から末端へ伝えていく方法でもあるという話を前回しました。このプレスポイントはある程度の基礎が分かれば、あらゆるポーズに応用できるばかりか、日常生活での体の使い方にもとても役立ちます。

代表的な体の動きとして前屈、後屈、側屈、捻りなどがありますが、まず、前屈ではどんなプレスポイントを使うかを説明します。
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「クリパル・エクスプレス」Vol. 15(2008. 5. 16発行)より

私たちは、体を前後・左右へ動かすということは、背骨を曲げることだと一般的に考えています。しかし、個々の背骨はわずかの角度しか解剖学的には動きません。ただ、わずかな角度でも全体として24個の背骨が共同して動くことによってカーブが大きくなるわけです。だから、大きく背骨を動かそうとして、腰や首といった局所に限度以上の負荷をかけると、ケガや痛みの原因になりかねません。

大切なのは、背骨に負担をかけずに体を動かすことです。そのためには、比較的大きな動きのできる関節を有効に使えばいいのです。人間の体の中で一番大きな関節は、骨盤と太もものを繋ぐ股関節です。この周囲には比較的強い力を出せる太く長く大きな筋肉がたくさん覆っていますから、ある程度の負荷に耐えられます。だから、股関節を起点に骨盤を動きの中心にして、背骨にかかる負担を軽くすればいいのです。
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「クリパル・エクスプレス」Vol. 12(2008. 1. 17発行)より

前回、緊張と弛緩の幅を広げながら自分の中心を探る手段として、クリパルヨガでは、「プレスポイント」を使う話で終わりました。いよいよ今回からその本題になります。

プレスポイントとは、ポーズを習う時に、どこに力を入れたらいいのかを示してくれるポイントです。力を入れる箇所が分かれば、自ずとそれ以外の箇所は、力を入れなくてもいいことが分かってきますから、こんな便利なものはありません。そのことで、無駄に力むことなく、少ない力で体のアライメントを整え、大きく体を開き安定させることができるのです。

結果的に、大きく開かれた体には呼吸が自然と深まり安定してきます。しかも、プレスポイントは、それ自体が心をフォーカスさせるポイントであることと、深まった呼吸の流れによって、さらに注意が体の内面に導かれるので、心を深く集中させ安定させてくれます。
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「クリパル・エクスプレス」Vol.10(2007. 12. 1発行)より

肉体的にも精神的にも、緊張と弛緩の幅を広げることは、健康を増進させ感性を豊かにしてくれます。前回は、この両極の幅を意識的に広げ、生命力を活性化させていくことがヨガの大きなテーマだという話をしました。

この緊張と弛緩の幅を広げる上で大切なことは、緊張し過ぎず弛み過ぎない両極のバランスです。バランスとは何でしょうか?それは例えば、人間は誰でも男性性と女性性を兼ね備えていると言いますが、その両極を足して2で割り中性になるという意味ではありません。一方を犠牲にしてどちらかだけを選ぶのではなく、両極の持つ潜在的な力をそれぞれの方向に十分に発揮しながらも、その中心に安定性があるということです。
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「クリパル・エクスプレス」Vol. 8 (2007. 10. 10発行)より

ヨガのアーサナや呼吸をするということは、力を入れたり緩めたりするということです。緊張する時に緊張せず、弛緩する時に弛緩しないと、 両者の間で揺れ動く幅、つまり振幅が狭くなり、しだいに変化のない硬直した状態に陥るという話を前回しました。

例えば、昼間に優位になるべき交感神経が機能せずに眠くなったり、夜間に優位になるべき副交感神経が機能せずに神経が休まず眠れなかったりすることがあります。疲労や不眠というのは、いわゆる自律神経失調の時にも生じますが、交感神経と副交感神経の不調が原因です。

緊張と弛緩、両者の力を交互に繰り返すことで生命力は高められ、私たちの持っている能力が最大に発揮されるのです。便利さと快適さを求め過ぎた生活環境の中では、時にはその逆の現象が起きてしまいます。外気は暑いのに部屋の中が涼し過ぎたり、寒いのに部屋を暖め過ぎたりすると、寒暖の差がなくなり、しだいに、私たち本来の能力を発揮する機会が失われ、生命力自体が弱められてしまいます。

緊張と弛緩の振幅が広がるということは、その間で体験することが増えるということですから、肉体の健康ばかりでなく、心理的にも体験を通して意識を開いてくれるのです。この緊張と弛緩の幅をいかに意識的に広げ生命力を活性化していくか、それがヨガの大きなテーマでもあり、次回からの話になっていきます。

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「クリパル・エクスプレス」Vol. 6 (2007. 08. 28発行)より

ヨガをしていると、アーサナや呼吸は緊張と弛緩の連続であることが分かります。そして、ヨガで大切なことは、この緊張と弛緩の幅を大きく開くことなのです。つまり、緊張する時はきちんと緊張する。弛緩する時はしっかりと弛緩するということです。緊張する時に緊張せず、弛緩する時に弛緩しないと、両者の間で揺れ動く振幅が狭くなり、しだいに変化のない硬直した状態に陥るのです。
次回はこの続きで、日常生活に見られる例を挙げてお話しましょう。

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「クリパル・エクスプレス」Vol. 4 (2007. 07. 18発行)より

硬くしている体の部分とそうでない他の部分とを混同しないように、クリパルヨガではプレスポイントという力を入れるポイントを学ぶという話をしました。それによって、必要なところに力を入れながらも、必要ない力は抜いてリラックスしていられるのです。また、自分の体に対して「硬い」と思っているのは本当なのか。自分の体に対するイメージと実際の体との間にギャップはないのか。それらを探るためには、自分の体を感じとる注意力がヨガでは必要です。

そのために大切なことは、心にゆとりを持つことです。「ヨガをするとリラックスする」というのは、確かに一理ありますが、逆もまた真理です。まず最初に、心がリラックスするからこそ、ゆとりのあるヨガができるのです。ポーズを完成させることに慌てていると逆効果です。先を急ぐ心を静めて、自分の中で起きていることをゆっくりと感じとっていくゆとりが大切です。

心のゆとりは、心を集中させてくれます。心の集中は、感じ取り、観察する能力を高めてくれます。それがあって初めて硬くしている箇所とそうでない箇所、力を入れるべき箇所と力を入れずにリラックスする箇所との区別をすることができるのです。ヨガは、人に言われた知識に頼ることでもなく、体を機械のように鍛えることでもなく、慌てずに自分の心と体と向き合い十分に味わうことによって自分自身を理解するプロセスなのです。

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「クリパル・エクスプレス」Vol. 3 (2007. 07. 02発行)より

私たちは、自分の体に対して様々なイメージを抱いていますが、そのイ メージが必ずしも現実の自分の姿であるとは限りません。端から見れば羨ましいほど美しくバランスのとれた体の持ち主でも、本人は、むしろ 逆に非常にネガティブに捉えている人もいます。自分の体に対して抱いているイメージと現実との間にギャップがあるのです。

体の硬さや柔らかさに対するイメージにも、同じようなギャップが生じることがあります。これは、ヨガを長年続けた人でさえよくあることです。このようなギャップを抱えながらヨガを続けていると、「自分はもっと柔らかくならなければ!」と思ってストイックに自分を律しようと努めますが、そもそも、現実に対する認識がズレているので、その努力がいつまでたっても実りません。すると、結果が出ない自分を責め始め、さらに自分に発破をかけるので、そうすること自体が苦痛の連続となります。

ヨガをする時に体が硬いと感じる人は、硬く感じる体の部分とそうでない他の部分とを混合しないこと、力を入れる箇所と抜く箇所を区別する知識を習うことが必要です。そして、時には、自分の体に対するイメージが本当に正しいのかどうかということを再確認することもとても大切なことだと思います。続きを読む

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「クリパル・エクスプレス」Vol. 2(2007. 06. 22発行)より

前回の続きで、「体が硬いと感じること」についてですが、体が硬いと言っている人が、ある時から急に変わって柔らかくなっていることがあります。そういう人に声をかけてみると、たいていは本人もその変化に気づいていて、「そうなんです。最近、分かるようになったんです!」と言った発言をすることが多いのです。

この「分かった」とは、どういう事かと言うと、ポーズの取り方が分かるようになったということなのです。それまでは、がむしゃらに力を入れてポースを取ろうとしているので、かえって体全身がガチガチになってしまう。そのガチガチの体を自分が感じるから「硬い」と思うわけです。必ずしも体だけが硬いのではなく、その動かし方が分からないために心までが緊張してしまい、それによって体がますます硬くなってしまうのです。

だから、ポースを習う時に大切なのは、力を入れる箇所と抜く箇所を区別する知識が必要です。クリパルヨガでは、一つ一つのポーズに対してプレスポイントという力を入れるポイントを体験的に習います。この知識が体験的に身につけば、必要なところに力を入れながらも、必要ない力は抜いてリラックスしていられるのです。多くの人は、力だけで体を伸ばそうとしますが、本当はリラックスすることで体は柔らかくなるのです。
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